カイトもカイトボードも 『オールラウンド』 から 『フリースタイルトリック向け』 『コースレース向け』 など様々なモデルがあります。
主流となるチューブにエアーを注入する事によってフォイルを形成する『インフレータブルカイト』。自転車のタイヤみたいに中にチューブが入っているので水に浮き漂流時などに扱い易く安全性も高い。上げ下ろしが簡単でスピードも出る。大きく分けて、動きが早い 『 Cカイト 』は若干扱いが難しいが大会での使用率が高い。ガスティー (風の強弱が激しい) コンディションや微風で安定感がある『BOWカイト』その長所を併せ持ったどちらにも分類出来ない形状のカイトも存在する。
サイズは風の強さ、ライダーの体重、使用するコンディションによりチョイスします。
※ 1knot(ノット)= 0.514444444 m/s(※ 11knot = 風速 約 5.6m/s)
最初に購入するカイトは中間サイズで使用頻度の多い12㎡前後がお薦めです。(体重60kg前後)
ほとんどの場合このサイズを使用しますが、強風時も乗る場合は 8㎡前後も必要に成ります。更に微風用の14㎡以上もあれば、ほとんどのコンディションでカイトをより楽しむことが出来ます。
コントロールバーとカイトリーシュはセット販売があり、CPL (コンプリート) という。
コントロールバーは、ほとんどのモデルでカイトサイズによって推奨の長さがあるが、メーカーモデルが同じであればほとんどの場合1つで兼用できる。カイトリーシュとコントロールバーは他メーカーのカイトでも使用可能の場合が多いが、その場合、トラブル時メーカー保証対象外になる場合が多いので、カイトと同メーカーを推奨する。
※カイトリーシュはカイトとライダーを繋ぐコードで、非常時にリリースが可能な安全装置付が一般的。
『インフレータブルカイト』の場合、空気を入れるのに必要。
手動のポンプと電動ポンプがある。『ラムエアーカイト』では、必要ない。手動ポンプはダブルアクションが主流。別のメーカーのポンプでも流用出来るものが多いが、注入口が特殊な形状のものもあるので、注意しましょう。
カイトボードの王道 『ツインチップボード』 はウェイクボードと形状が似ているがカイト用は軽量で衝撃吸収性能も高く、着脱が容易なストラップで乗るのが主流である。
前後が決まってないので、方向転換がサーフボードタイプより簡単に出来る。
中上級者は135cm前後のボードを使用。微風用に145~160cmぐらいのボードを使用している方も多く、ビギナー向けのボードとしてもお薦め出来る。大きいボードは、風が弱い時でも失速しにくく安定してライディング出来るが、トリックはやり難く、走り出しも遅い。小さいボードは軽くて取り廻しが良くトリックがし易い。
135cm (全長) x 40cm (幅) 位が一番幅広く対応できて普及しているが、初心者は 145cm 以上の微風用ボードで練習した方が、上達は早いでしょう。
ほとんどの製品にストラップ&パッド、フィン、グラブハンドルが付属している。
ボードリーシュはサーフボード用のようなストレートタイプよりメジャーのように伸縮するリールリーシュが好ましい。
ストレートタイプは急にテンションが掛かった場合に、反動でボードが飛んできて怪我をする可能性が高いため、好ましくない。
中上級者になると安全のためリーシュを付けないライダーが多いが、初心者はボードをロストする可能性も高いので強風時などジャンクな状況以外では装着していたほうが良いでしょう。
カイトの必需品!一番ポピュラーなのがトリック操作がし易い『ウエストハーネス』ウインドサーフィン用に似ているが、厚みがあり内側に滑り止めが施されている。
背面にサポート用のラインまたはハンドルが搭載してあり、補助者が持つ事が出来るものが多い。その他、パンツのように穿く『パンツハーネス』があり、フックの位置が低いのでトリックはやり難いが、腰の負担が少なく楽に乗れる。(レース向け)
ほとんどのライダーが『 ウエストハーネス 』を使用
救命胴衣ほどの浮力は無いが、体を浮かすには充分な浮力で動きやすいように設計されている。肌触りが良く滑りにくいネオプレーンなどで覆われているジャケットが多く、カイト用はウエスト部分が薄くなっていて上からハーネスを巻けるように成っているのが特徴。ウエスト部分まで浮力体が入っている一般的なジャケットだとハーネスと緩衝してフィッティングが悪くなりズレてします。
苦しくない程度で、出来るだけ体にフィットするものを選びましょう。
風の強さを測る道具。カイトのサイズを決めるのに正確な風速がわかり便利。初心者は、常備していると失敗がなく安心でしょう。安価なものでも平均と最大風速は表示されるものが多い。最近はスマートフォンに装着できるものも多い。
『インフレータブルカイト』と違い、チューブを持たず、機体前方の穴(エアインテーク)から空気を入れることでフォイルを形成する。チューブが無いため機体が軽量で微風向けのビッグサイズ(15㎡以上)で定評がある。空気を入れる手間もなくパッキングもコンパクト、トルクがあり安定感があるが、横風に弱く、スピードも出ないためトリック系の操作には不向き。中上級者向けで初心者には不向き。(コースレース向け)
2015年現在、コースレース ユーロ選手権では、フォイルカイト一色!
波乗り向けの『サーフボードタイプ』は、シェイプは普通のサーフボードと変わりないが、ジャンプやハイスピードを考慮して丈夫に作られている。ストラップを装着してウインドサーフィンのように乗るのがベーシックだが、2015年現在ではストラップレスで乗るのが主流になっている。前後が決まっているので方向転換が難しく初心者向けでは無いが、ウインドサーフィン経験者の場合、このタイプの方が乗りやすい場合もある。
サイズは 5'6"(約167cm) 位が人気。初心者は5'10"以上の方が乗りやすいでしょう。小柄な方やウェイクスケート的な乗り方なら、5'2"位も良いでしょう。サイズが小さいとジャイブ(方向転換)は難しくなります。
※1フィート = 30.48センチ、1インチ = 2.54センチ
※5'6"は 5フィートと 6インチということ。
フィンは付属している場合が多く、サーフボードと同じ規格のボードが多いストラップは付属していない場合が多いが、ほとんどのボードに装着可能。
ボードリーシュはサーフィン用と同じで大丈夫です(中上級者という前提です)。安全のためノーリーシュで乗るライダーも多い。
大切なボードの保護と積載する車を傷つけたり汚さないためのケース。
ツインチップ用とサーフボード用、レースボード用などの特殊なものもありサイズもいくつかある。サーフボードタイプのボードはサーフボード用でも兼用できるでしょう。道具の小さなカイトの醍醐味、カイトトリップに行くときにも必要なアイテムの一つ。
車や保管場所が砂だらけに成らないように、是非購入しておきたい
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