スキムボードは材質がさまざまで、特に各ブランドはボードをラミネートしているファイバークロスの違いでボードのグレードを変えています。ファイバクロスの種類はカーボン、Eグラス、Sグラス、テキサリウムなどがあります。ファイバークロスで大きな乗り味の違いはボードのしなる硬さです。ボードのしなりが柔らかい方が海面から伝わる衝撃を吸収し安定しますので、初心者の方にオススメです(Eグラスなど)。また、しなりが硬いボードは海面からの衝撃は吸収しませんが、中上級者になると踏ん張れる筋力やバランス感覚が見に着けば滑走時にスピードのロスがなく滑走性が上がりますので中上級者にオススメです。(Sグラス、テキサリウム、カーボンなど)
スキムボードはブランドによってボードの形が異なり各ブランドで体重を目安にして適応サイズが分かれていますので。ご自分の体重を目安にしてボードサイズを選びましょう。
スキムボードにも色々な物があり、どれを選んでいいものか分からない方も少なくないと思います。スキムボードを構成する素材は大まかには「フォーム(コア)」、「クロス」、「レジン(樹脂)」の三つです。スキムボードの価格を同じブランド同士で比べた場合、価格の違いは素材となります。
一般的にスキムボードのフォームはPVCフォームとPUフォームの2種類です。
PVCフォームはほとんど全てのスキムボードブランドの中級モデル以上のボードに使われているフォームで、PUフォームと比べると非常に高い強度と浮力を持っているのが特徴です。またPVCフォームは水を吸いにくいのでボードの表面にクラックが入っているのに気づかずにスキムボードを続けたとしてもPUフォームのボードに比べてボードのバランスが崩れたり、フォームが腐って使えなくなったりしにくいのが特徴です。もちろん壊れていることに気づいたらすぐに修理した方がいいです。PVCフォームはこの写真のようにグレーっぽいカラーです。
PUフォームはPVCフォームと比べて安価な為、低価格のスキムボードに使われていることが多い素材です。PVCフォームと違って強度や浮力は高くありません。初めてのボードとしては問題ありませんが、長い間ボードを使いたい方や、買い替えの方はグレードを上げてPVCフォームを使用しているボードの購入をお勧めします。また、ボードの表面にクラックが入ってしまった場合、すぐに水を吸い込んでしまうので、フォームを乾かす時間が必要な分PVCフォームのボードに比べてリペアに時間がかかってしまうのも欠点です。PUフォームはこの写真のように白っぽいカラーです。
クロスとはボードを補強する為のカーボンクロスやファイバーグラスのことを意味します。クロスが違えばボードの強度だけでなく硬さも変わりますので乗り味が大きく変化します。
PVCフォームはほとんど全てのスキムボードブランドの中級モデル以上のボードに使われているフォームで、PUフォームと比べると非常に高い強度と浮力を持っているのが特徴です。またPVCフォームは水を吸いにくいのでボードの表面にクラックが入っているのに気づかずにスキムボードを続けたとしてもPUフォームのボードに比べてボードのバランスが崩れたり、フォームが腐って使えなくなったりしにくいのが特徴です。もちろん壊れていることに気づいたらすぐに修理した方がいいです。PVCフォームはこの写真のようにグレーっぽいカラーです。
CARBON以外にはメジャーな物でS-GLASS、E-GLASSがあります。S-GLASSはE-GLASSに比べると強くて、硬い素材です。S-GLASSのボードは若干硬い分ボードがしなってからの返りが早いので、乗った感じに反発が強く感じます。E-GLASSはサーフボードなどにもよく使われているノーマルファイバーグラスのことです。CARBON、S-GLASS程の強度や硬さはありませんが、十分使用に耐えうる素材でコストパフォーマンスが非常に高いです。
レジン(樹脂)は分かりやすく説明すると、スキムボードの表面をコーティングしている物です。現在、ほとんどの中級クラス以上のボードにはエポキシレジンという樹脂が使われています。エポキシレジンは非常に耐久性、接着性が強いため、スキムボードのようにハードな環境で使われるにはベストな素材です。エポキシレジン以外でスキムボードによく使われている物としてポリエステルレジンという物があります。このレジンはエポキシレジンと比べると耐久性、接着性が強くありませんが、幅広いスキムボードで使用されています。
世間一般に流通しているウエットスーツのほとんどの物がサーフィン用のものです。スキムボードで使う場合、サーフィン用でももちろん問題は有りませんが、サーフィンで必要とされる動きとスキムボードで必要とされる動きは違いますので、スキムボード用にデザインされたウエットスーツを選ぶと更に動きやすく快適です。ブレイクアウトではウェットスーツメーカーの協力の下、チームライダーがテストしたスキムボード用のウェットスーツを販売しています。様々なモデルや生地がありますので、より詳しい内容は店頭でお問い合わせ下さい。
フルスーツにも真冬に使う5/3mmのセミドライスーツと春秋に使う3mmフルスーツがあります。特に一番過酷な真冬に使うセミドライスーツの開発にはどのウェットスーツメーカーも一番力を入れているので毎年様々な新素材などが開発されています。スキムボードで使用するウェットスーツの中でも最も厚み、重みがあるスーツなのでスキムボード用にデザインされたものをチョイスすると快適です。
主に春秋に使われるウエットスーツで半袖長ズボンタイプの物の事をシーガルといいます。長ズボンになっている分、走ることが必要なスキムボーダーは今まであまり使ってこなかったタイプのスーツですが、最近ではトップライダーが足の怪我(スネ部分の怪我)を防ぐ為に使い始めたことにより、シーガルをチョイスするスキムボーダーも増えてきています。
ロンスプやロンスリと呼ばれることも多いこのウェットスーツは長袖半ズボンタイプのウエットスーツです。半ズボンタイプになっているので足を自由に動かしやすく、走ることが必要なスキムボーダーは春秋にこのスーツを使うことが多いです。
上半身のみのウェットスーツです。他のウエットスーツと違い下半身はサーフトランクスをはくことになるので保温性はそれほど高く有りませんが、夏場でも朝夕ちょっと肌寒い時に持っていると非常に便利です。
スキムボードを楽しむ為にはボードと季節に合わせたウェットスーツ以外にもいくつか必要な物が有ります。
ボードのデッキ(表面)の後ろ足を置く部分に貼るものをデッキパッドといいます。デッキパッドを貼る理由として滑り止めの為、足の位置の確認の為、キック(デッキパッドのテール側の盛り上がり)を使ったクイックなマニューバーの為という3つがあげられます。この3つはスキムボード上達の為には非常に重要な要素です。
アーチバーはスキムボード特有の前足用のデッキパッドです。アーチバーを貼っておくとボードの前足部分の中央(土踏まずあたり)が高くなるので、同じ力でボードを踏み込んだ際何も貼っていない時に比べるとボードにより力をかける事が出来ます。エアー時の前足の摺足の引っかかりもよくなります。デッキパッドと同様に是非とも貼っておきたいものです。最近ではアーチバーの代わりに前足部分を全てデッキパッドで覆うフロントデッキを貼っているスキマーも増えてきています。
その名の通りボードを入れておくバッグです。最近のハイエンドスキムボードは以前の物に比べて壊れにくくなったといっても易損品であることに変わりありませんし、ボードを裸で持ち歩くとワックスがいろんなところについて大変なことになってしまいます。ボードバッグに入れて持ち歩くようにしましょう。
足の滑り止めの為にボードのデッキ(表面)に塗るものです。スキムボードの場合、ほとんどのスキムボーダーは後足のデッキパッドだけでなく、前足にもアーチバーかフロントパッドを貼っている場合が多いです。
ボトムワックスはデッキ側(表面)に塗るものとは逆にボトム側(裏側)に塗り、ボードをより滑らせるために使います。ボードにスピードが乗った状態でターンやトリックをしようすとすのと、スピードが乗ってない状態でしようとするのでは技のキレやメイク率が断然違ってきます。ボードにスピードがつけばそれだけ遠くの波も狙うことが出来ます。ボトムワックスを塗っておくことでボトム面の保護にもなりますのでボードを長持ちさせることも出来ます。
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