良いボードを購入しただけではスノーボードは上達しません。やはり上達の早道は良いものに正しく乗ることです。ですが、セッティングなどでどうすれば良いのか分からず困っている人も多いと思います。 当店ではお買い上げいただいたボードにはきちんと滑れれる準備をしてお渡ししています。セットでご購入いただいた場合にはビンディングのセットアップなども無料で行っています。 正しいポジションに正しく載って上達の早道を進みましょう。
まずは滑走に使用しない不要な部分のエッジを落とします(ダリング)。これが出来ていないとノーズが引っかかったりして危ないです。
ダリングが済んだらベースワックスを入れる為ソール面とエッジのクリーニングをします。
アイロンWAXの3倍以上の浸透力があるWAXFUTUREを使用しより効果的なWAXを施します。
ブーツとビンディングのセンタリングを行います。これをゼロポジションと言います。これが取れていないとターンの不均等が出やすくなったりしやすいのです。
ポジションが取れたら各部の調節をします。ストラップの長さやフォワードリンの調節などをきちんとやってあげましょう。好みによってはローテーションなども入れますので、相談して下さい。
スタンス幅を計ってどのポジションにセッティングするかを決めます。板によって違いが生じやすいので注意が必要なところです。
ポジションが決まったらアングルを決めます。ダックにしたり、ヨーロピで攻めたり、自分のスタイルにあわせたセッティングを出しましょう。
最後に全てのチェック(ポジションやアングルなど)が済んだらお客様にお渡しする準備の終了です。ご購入の無い方でも、現在のセッティングに疑問を感じている方などは遠慮なく当店スタッフにお気軽にご相談下さい。
ワックスとは、板の走るスピードを上げる為のもの!そう思われている方も多くいられると思います。間違いではありません。実際ワックスをかければソール面の滑走性能が上がり、スピードは速くなります。しかし、ワックスはスピードを上げる為だけのものではありません。ソール面の滑走性能が上がることにより、横にずらしやすくなる為、スピン効率が向上したり、スライドターンが楽になったり、ソールの劣化を遅くしたりと様々なメリットがあります。ここでは一般的なハンドワックスの手順を紹介します。
滑走終了後のソールの状態です。良い感じにワックスが落ちきっています…通常はこのような感じになる前にワキシングは再度行います。
滑走した後のソールは汚れをたくさん含んでいます。まずはクリーニングしてあげましょう。軽い汚れの場合にはクリーニングワックスを使用します。ひどい時にはクリーナーを使用します。
ソールが綺麗になったらワックスをアイロンで溶かしながら垂らします。使用するワックスの種類はそのときの状況に応じてチョイスします。
更にワクシングペーパーの上にワックスを垂らし、アイロンで溶かしながら伸ばします。ソールがしっかり温まるように、でも、熱を持ってしまわないように注意が必要な作業です。
ソールが常温まで冷えたら(冷えるのを待たない場合もありますが・・・)スクレーパーで余分なワックスを削り取っていきます。カスが出なくなるまでしっかりと削ります。
ボア、ナイロン、馬毛の順番でブラッシングしてストラクチャーに入り込んだワックスまで書き出します。
最後にフィニッシュクロスやファイバーテックスと呼ばれるもので磨きます。
磨き終わると、ステップ1の写真のように白くなっていたソールが輝きを取り戻します。これでばっちり走る板の出来上がりです。ワックスには上記のハンドワックス以外にも数種類ありますが、当店ではハンドワックスとトースターワックスの2種類を場合によって使い分けています。もっと手軽にワックスをかけたい人も本当に懲りたい人も講習を行っていますので一度ご相談下さい。
当店では全日本のチューンマンに講習を受けたスタッフが、お客様のボードを今までより快適に扱えるよう心がけてチューンナップしています。その他の基本的な作業からリペアやハイレベルなチューニングまで対応いたします。
例えばこんなになった締まった板・・・。ソールは傷だらけで汚れまくり、エッジは錆びまくりで可愛そうです。こういった場合にはチューンナップで綺麗にしてあげましょう。
当店ではグラインドライト社のサンディングマシーンを使用して、ソール面のサンディングを行います。
エッジのチューンにもグラインドライト社のエッジャーを使用。その人のライディングに合わせたビベリング角の調節が可能です。
サイドウォール側、ソール側と分けてビベリングします。これにより、更に細かな角度の指定が可能になります。
ビベリング時に発生するエッジのケバをダイヤモンドファイルやサンドペーパーを使用してきれいにします。
ワクシングにはWAX FUTUREの赤外線照射式を使用。アイロンWAXに比べ3倍以上の浸透力。
こちらはアイロンを使用したハンドワックスの作業です(フルチューンには含まれません)。滑走温度帯を細かく指定できるのが特徴です。
あんなに傷んでしまっていた板がこんなにも回復します。皆さん、今年は良い状態の板で良いシーズンを過ごしませんか?
当店ではブーツ成型の講習会に定期的に参加し、スタッフの成型技術の向上と最新の成型知識を入手することに勤めています。まだこの成型ブーツを経験されたことのない人、または成型済のブーツの調子があまり良くなくてお困りの方、一度当店に御来店下さい。ブーツは履き心地の違いが大きく分かる為、一番重要なギアです。痛みのあるブーツはツライですよね…痛みのせいで力を入れなくなって変な癖が付いてしまったりするばかりか、スノーボードが楽しくなくなったりしてしまうのは最悪です。そんな悩みや不安を持たれている方には是非ともインナーを成型できるタイプのブーツをオススメします。今回はDEELUXEのブーツ成型の手順を紹介します。
まずはインナーを専用オーブンに入れて温めます。
その間に足をじっくり調べてどういう成型をするかを決めます。両足それぞれ違いがあるので難しいです。
必要であれば成型用パッドを足に貼り、インナーの形状を加工します。こういう作業によってその人の求めるブーツの形が出来上がっていきます。
実際に貼るときは遠慮なく「ここがこうだらかこうして欲しい」等と要望を出してください。その方がより良いブーツを作ることが出来ますよ。
インナーが温まったらアウターに戻して履いてもらいます。この時にインナーにねじれなどを出さないようにテクニックが必要です。
足を通したらしっかり踵と足の裏で踏みつけてちゃんとしたポジションに足を入れます。
「キツイ!!」って思う人が多いみたいですが、我慢してギチギチに締めていきます。トゥーキャップを装着していることもあり本当にきつく感じます。
完全に閉めたらいろんな角度から力を加えてもらいます。あまり激しく動きすぎるのはNGです。
一定時間経過してブーツの温度がさめてきたら一度脱いでインターの成型具合をチェックします。ドキドキの瞬間です。
インナーがきちんと成型できていればもう一度お客様に滑りに行くつもりで履いてもらいチェックします。これを経験すればホントにビックリします。別物のブーツを履いているみたいですよ。
リペアは原状に復活させることは出来ませんが、充分使用に耐えうるレベルの修復はほとんどの部分で可能です。ソールの削れやエッジの剥離など、「これはもう無理か?」と思うようなものでも一度相談してみてください。その傷の状態に合わせたりペア方法できっと対応できると思います。 いくら大切に乗っていてもスノーボードは痛んでしまうのもです。ジブで傷ついてしまったり、浅いパウダーの下に岩が隠れていたり、滑走中でなくても不慮の事故で傷ついてしまったり…へこんでしまいますよね。そんなときにはきちんとしたりペアをしてあげましょ。傷の程度によりますが、かなり原状に近い状態まで修復することが可能です。今回はキャンドルによるソールリペアを紹介します。
ジブによりガッツリえぐられてしまったソール。白い部分は心材が見えている状態です。こんなときには早急にオペを開始してあげましょう。まずは、水分を含んでいない状態にしてあげます。
まずは患部を整えてキャンドルが剥がれない状態を作ります。
ススが混ざらないように、空気を含んでしまわないように等、注意を払いながらキャンドルを流し込んでいきます。ココが一番テクニカルな部分でしょう。
滑走中にリペア箇所が剥がれてしまわないようにしっかりと圧着させます(通常、今回のように傷が広範囲な場合は剥がれやすいのでキャンドルは使用しません)。
表面に出来た凹凸をスクレーパーなどで削ります。刃物を使用すると楽に削れますが、ソールなどの削ってはいけない部分も削ってしまいやすくなるので注意です。
表面に出来た凹凸をスクレーパーなどで削ります。刃物を使用すると楽に削れますが、ソールなどの削ってはいけない部分も削ってしまいやすくなるので注意です。
もっと綺麗に仕上げる為サンディングマシーンにかけます。ソール全体が波打ってしまったりしないようこの作業をこなすのはなかなかテクニックが必要です。
もっと綺麗に仕上げる為サンディングマシーンにかけます。ソール全体が波打ってしまったりしないようこの作業をこなすのはなかなかテクニックが必要です。
メンテナンス項目 | ユーザー | ビジター |
---|---|---|
BASIC BASEメンテ(ダリング・ソールクリーニング・ケバ取り・オールラウンドWAXトースター・錆防止) | ¥2,000 | ¥3,500 |
EXPART BASEメンテ | ¥3,000 | ¥4,500 |
エッジ研磨(ビべリング角度調整) | ¥1,500 | ¥2,500 |
エッジダリング(ノーズ&テール) | ¥500 | ¥1,000 |
EXPART BASEメンテ+滑走WAX (PINK / VIOLET / BLUE / GREENいづれか一種類) | ¥2,500 | ¥4,500 |
ボード&ビン&ブーツ調整(取付) | 無料 | ¥1,620 |
メンテナンス項目 | ユーザー | ビジター |
---|---|---|
BASIC BASEメンテ(ソールクリーニング・ケバ取り・オールラウンドWAXFUTURE・錆防止) | ¥1,000 | ¥2,500 |
EXPART BASEメンテ(ソールクリーニング・ケバ取り・ガッツリWAXFUTURE・錆防止) | ¥2,000 | ¥3,500 |
エッジの錆び取り(軽度の錆び) | ¥1,000 | ¥1,500 |
エッジ研磨(重度の錆)(ビべリングの角度調整) | ¥1,500 | ¥2,500 |
滑走WAX(PINK/VIOLET/BLUE/GREENのいづれか一種類) | ¥600 | ¥1,400 |
フルチューン(クリーニング・ケバ取り・サンディング・ビべリング・ガッツリBASE WAXトースター・錆防止) | ¥7,000 | ¥10,000 |
ソール&デッキリペア | ¥1.500~箇所・大きさ等によって異なる |
購入後経過年月 | ユーザー | ビジター |
---|---|---|
2年未満 | 無料 | ¥4,000 |
2年以上 | ¥2,000 | ¥4,000 |
インソール加工 | ¥2,100 | ¥3,500 |
※リペアは一度診断してからのお見積もりになります。
リペア項目 | ユーザー | ビジター |
---|---|---|
ストラクチャー用整形 | ¥-~ | ¥-~ |
ソールリペアウエルダー処理 | ¥-~ | ¥-~ |
剥離処理 | ¥-~ | ¥-~ |
ソール切り貼り | ¥-~ | ¥-~ |
エッジ修理 | ¥-~ | ¥-~ |
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